2008.11.11 *Tue
『ZERO GROOVE』ミート・ザ・スターズ 2001年
藤田ミキト:さァ、『ZERO GROOVE』ミート・ザ・スターズ、
今週は火曜日からずっと、
映画『BROTHER』ウィークということでね。
棚橋由美:はい。
藤田:今日は寺島進さんが来てくれました。
では自己紹介を、
本人の渋い声でもう一度お願いします。
寺島:加藤隼戦闘隊の、
寺島進です。よろしく!なんつって(笑)
棚橋:(笑)「なんちって」なの!?よろしくお願いします。
藤田:よろしくお願いします。
寺島:よろしくどうぞ。
藤田:あの、こういう生のサテライトってのは
慣れないと思うんですけど、
寺島さん、今もう本番入ってます、大丈夫ですか?
寺島:あ、はい。
棚橋:寺島さん、ラジオ出演というのは?
寺島:二度目ですね。
はい。あ、三度目ですか。慣れないっスねェ(苦笑)。
棚橋:こういう、見えるところでというのは?
寺島:『HANA-BI』の時に一度、
こちらでやらしていただいて。
藤田:今日は、ちょっとVネックのセーターと、
下はスポーティな感じですけど。
寺島:ジャージです。すいません、雨降ってるもんで。
藤田:ジムから帰って来た、みたいな。
寺島:いや、ただ、歩いて。
藤田:さァその『BROTHER』ですけども、
あの、寺島さんの役どころっていうのは、
もう知ってる人も多いと思うんですけども、
たけしさんの舎弟な感じなんですよね。
寺島:そう、舎弟ですね。
ヤクザの舎弟で。忠誠を誓ってると言うか。
藤田:そうですよね。
で、今回も、たけしさんの映画には
欠かせない寺島さんですけども、
役作りとかで、
凝ったとかこだわった部分ってのは何かあるんですか?
寺島:役作りって、役作りって言うか、それはあの、
まず今回、脚本がね、
鳥肌立つぐらい素晴らしくて――
毎回そうなんですけど。
今回その自分の役がね、すごく――
もし自分が裏稼業の仕事とかしたら、
この役って、
こういう生き方するかも知れないな、
ってのはすごくジョイントするところがありまして、
すごい鳥肌立ちまして。
役作りってのは、ホンですごくもう、
自分でイマジネーション、ブワーッと湧いたし、
それにやっぱり、
北野監督ってのはその、
ああしろこうしろとか、
一から十まで教える方でもないですし、
あの人の佇まいを見たりとか、
あの人の寡黙なうしろ姿を見た時に、
何かこう、こうやったらいいんじゃないのかな、
とか、
いろんな空気感の中でね、
向こうの言葉が流れてこっちに伝わって来るような、
感じさせてくれるような感覚なんで、
ホントにあの人の世界に、
感覚に近づけるように、
その人の、
監督の匂いに近づけるように、
いつもビンビンアンテナ張ってないと、
置いてかれちゃうなァ、
っていう感じはすごくありますから。
藤田:寺島さんは、たけしさんの作品にたくさん出てるから、
逆に周りの役者さんから、
「たけしさん、今何考えてんのかな?寺島さん」
とかって相談されたりしません?
寺島:……。
藤田:それはないですか?
寺島:それは、監督のおっしゃることを、
ホントに、耳ダンボにして聞いて、
それであの人の姿を、
いつもこう、うしろからでも見てれば、
感覚として伝わると思うんですよね。
俺なんかすごい時間かかるタイプなんで、
周りの役者さんはやっぱ素晴らしかったですねえ。
自分なんか、
何回出たから何とか、とか言われますけど、
ホントに初めての人とか、
アメリカの役者さんでも日本の役者さんでも、
もう、すぐ対応できると言うか、
いかに自分のレヴェルの低かったことかなァ、
と恥ずかしかったんですけど(苦笑)。
藤田:いやいや。
寺島:でもホントに、
今の自分をここまで引き上げてくれたのは、
北野武監督の、ホントに、おかげなんで、
もう紛れもない事実なんで、
まァそれはもうホントに、
もっともっと頑張らなきゃいけないなと、
励まされてます、自分の中でね。
藤田:ぼくも『BROTHER』見させてもらって、
今までのたけしさんの作品もいろいろ見て、
もう、映画の中でも舎弟な感じの“BROTHER”ですけど、
ホント、公私共にすごく、
男の固い絆みたいなのを感じますよね。
寺島さんとたけしさんの間に。
寺島:あァそう……ありがとうございます。
藤田:ということも含めて、楽しんでもらいたいと思ってね、
あの映画。
特に女の人には判りづらいかも知れないですね、
あの映画。
寺島:いや、今ねえ、何かどっか、軟弱化と言うかね、
軟弱な男とかね、
ドラッグストア行けば油(取り)紙とかね、
化粧道具買う男とかいるでしょう?
棚橋:いますねえ。
寺島:日本が、何かぬるくなってるような感じがするんですよ。
やっぱり女の人もね、やっぱりね、
何か、惚れたとかねえ、
カッコイイとかじゃなくてね、
強い、守ってくれる男に惚れると思うんですよ。
それで、女の人にも見て欲しいし、
男の人もそれに刺激されて、
熱い気持ちと言うか、
昔日本人が持ってた粋な部分とか、
すごい昔気質な、寡黙ではあるけれども、
いざ行動する時はちゃんとやる時はやるぞ!
という、
その何か粋な部分と言うか、
今の日本で忘れかけてるところをね、
すごく甦らせてくれると言うかね、
戦う血がグワーッと上がると言うか、
自分もホント、この映画参加して、
どっか気づかされたところもありますし、
もう見ていただいたお客さんはもっとそれが、
ボンボン、こう、
エネルギーと言うか力が湧いて来るような、
何かを感じさせてくれると思うんで、
だから男の人も女の人も、ホント絶対に、
見て欲しいですね俺は!ええ。
藤田:今の油紙の一節のところで、
寺島さん、
普通でもちょっと唇とんがってますけど、
よりとんがりましたね、今ね。
棚橋:ははは。
藤田:キュッと、カッコ良かったですね、今。
寺島:いやァ(苦笑)。
棚橋:演じてない時の寺島さんっていうのは、
やはりそういう、男らしい男なんですか?
寺島:いや普通ですよ。
棚橋:油取り紙は絶対使ったりはしない?
寺島:撮影で一回使ったことはありますけど。
棚橋:お仕事ではね、へぇーっ。
寺島:プライヴェートではもちろん使わないですけど。
藤田:じゃあ話がすごく脱線しそうなので。
棚橋:ごめんなさい(笑)。
藤田:一曲挟みますか。この『BROTHER』を見て、
ゲストでも遊びに来てくれたZEEBRAが作った
すげえカッチョイイナンバー、
ZEEBRA featuring AKTIONで“Neva Enuff”。
-------------------------------
(曲)
------------------------------
藤田:『BROTHER』を見たZEEBRAが
インスパイアドされて出来たナンバーで
“NevaEnuff”、お送りしました。
さァ、ぼくも棚ちゃんも試写は見せていただいたんですけど。
寺島:ありがとうございます。
藤田:ぼくが役者だったら一番やりたいな、っていうのが、
寺島さんが今回やった加藤っていう役でしたね。
寺島:あァそうですか。
藤田:おいしいですよね。
寺島:いや、おいしいと言うより、
これさっきも言ったように、
脚本がホントに恵まれたと言うか、
ホントにあとはまァ、
脚本力と編集力がホントにもうすごいんですよね。
驚かされますからね、
たけしさんの編集力は。
それにやっぱり、
あとすべては演出ですね、現場での。はい。
藤田:あの、まだ見てない人たちのためにね、
一番ショッキングなシーンも
寺島さんのシーンと言えるし。
棚橋:それに、女性の私から言わせてみれば、
まだ見てない方がいるから
詳しくは話せませんけど、
寺島さんの役は判らない!
藤田:あ、ホント?それは、
たけしさんに賭ける忠誠心みたいなものとか?
棚橋:そうそうそう。
藤田:あ、それはなかなか
判んないかも知れないですねえ。
棚橋:女性には。
寺島:うーん、
年代によるかも判んないですねえ。
棚橋:年代?
藤田:でも、判んないかも知んないけど、
見て判断して欲しいですよね。
寺島:そうですね。
やっぱりあの、
試写で見た方――27日からやるじゃないですか。
やっぱりこれ、
北野武監督の映画というのは、
毎回ホントそうなんですけど、
一度見た衝撃と、二度三度、
五度見たら五回ともみんな違いますし、
いわゆるスルメ映画と言われてるんですよね。
噛めば噛むほど味が出て来るような。
ホントそういう映画なので、
もう一度見ていただきたいし。
藤田:見ます見ます。
あの、たけしさんの映画って、
ババン!というシーンのちょっとあととかに、
何かポッカリ満月とか映ったりするんですよね。
月とか海とか。
寺島:あァ、はい。
藤田:何かあそことか、
いきなり空気感をサーッと
違うとこに持ってかれますよね。
寺島:あァ、それがすごいいいと思うんだよね。
感じ方、フィールと言うかね、
考えると言うか、
考えるより感覚の方が大事だと思うんですよね。
藤田:ぜひみんな見ていただきたいですけど、
『BROTHER』というタイトルで、
ぼくが見た感じだと、
ホントに、真木蔵人さんと腹違いの兄弟のたけしさん、
そして寺島さんとはいわゆる裏社会の中での舎弟、
兄貴分・弟分みたいな感じで、
そしてたけしさんはそのあと、
黒人のギャングとも、何かちょっと
“BROTHER”な心がつながる、
みたいなところがあるんですよね。
そこはすごいいいんですけども、
あの、
寺島さんが「あそこだけは見逃して欲しくねえなァ」
みたいなシーンっていうのは、
言える範囲でいいんですけど、
ありますか?
寺島:いや、もうこれはねえ、
たぶん皆さんもおっしゃると思うんですけどね、
ホントね、大袈裟な話ね、
まばたきしないで欲しいですね!
もう見逃して欲しくない、
まばたきしたら損するよ、みたいな。
藤田:じゃあ、まばたきするなら
左右替わりばんこぐらい?
寺島:大袈裟な話ですけどね、
例えですけど、
そのぐらい見入って欲しいですね。
ちょっとリラックスしながら、
フラットな状態で見入って欲しいですね。
素直に感覚で感じて欲しいですね、何か。
棚橋:あと、ところどころユーモアのセンスを感じて、
笑いたくなっちゃうシーンがあるんですけど、
笑っちゃってもいいんですか?
寺島:自由じゃないですか。
棚橋:声を出して笑っても。
藤田:一番笑いが起きるのも
寺島さん絡みのシーンなんだよね。
棚橋:そうなんですよね。
藤田:すごいいんですよ、だから。
寺島:怒るも笑うも、
もう個人の自由だと思います。
藤田:ところで、話コロッと変わるんですけども、
今日、「○○恐怖症」っていうテーマでやってるんですが、
寺島さんの恐怖なものってのは何ですかね?
寺島:恐怖ですか?恐怖はやっぱり
トラウマとかあるじゃないですか。
やっぱり自分は、あの、ゴキブリが嫌いなんですよ。
棚橋:すごく渋く、四文字を言いましたね。
藤田:ホントホント、何で「ゴキブリが嫌いなんですよ」
って言うのまでそんなに渋いんですか?
寺島:……(苦笑)。
藤田:モテモテですね、バーで!
棚橋:バーで、って(笑)。
藤田:絶対に。
寺島:違うんですよ、
あのねえ、俺あの、(実家が)深川の畳屋でね、
夜になると、お店とか行くとね、
もう巣になってるわけですよね。
でもう、ゴキブリ飛んで来たりするのはもう、
子供の頃に怖くてしょうがなくて。
それ、自分で今アパートにいても、
たまに夢見るんですよ。
目開けたら――夢の中でですよ、
夢の夢なんですけど――
パッと目を開けると、アパート中がね、
ゴキブリガーッとなってるんですよ。
棚橋:はははは!
寺島:もう何万匹もいるような、
「うわーっ、俺今こんなとこにいるんだ、寝てんだ」っていうね、
その恐怖心で冷汗かいてバッと起きた時、
「あっ、夢だったんだ」とか言って。
それだけホントゴキブリ嫌いなんですよ。
もう、いると寝れないんですよ。
藤田:へえー、
ヒッチコックみたいな夢見てるんですねえ。
寺島:ヒッチコックの世界ですねえ。
だから、家ではあの、料理とかしないんですよ、
わざと。
藤田:あっ、ゴキブリ出ちゃうから。
寺島:お湯沸かしてカップラーメン、
の世界ですね。アパートにいる時は。
藤田:へえー、そうなんですか。意外でしたね。
棚橋:ねえ。
藤田:キマり過ぎの寺島さんからそんな話が聞けて、
ぼくホッとしました。
ぼくはゴキプリ平気ですから(笑)。
寺島:ああー、いいなァ。
藤田:映画の話に戻りますが、1月27日土曜日、
いよいよ北野武最新作『BROTHER』公開になります。
ぜひ皆さん足を運んで下さい。
ラストにですね、このラジオを聞いてるリスナーのみんなに、
寺島さんの方からメッセージをいただきたいんですけども。
何でもいいです。
寺島:そうっスねえ、うーん、
今年はホントに『BROTHER』現象を起こして欲しいですねえ。
ホントにたくさんの、
この映画を見て何かを感じてくれた人が、
俺らの中でも“BROTHER”だと思ってるんで、
お客さんに対して。ホントにたくさんの
“BROTHER”がボンボンボンボン、
列を並べるぐらい劇場に増えて欲しいですね。
たくさんの、
映画『BROTHER』を愛してくれる人たちがお客さんで、
そのお客さんがホントにたくさんの
“BROTHER”になるわけですから、
何せこの、見て欲しいですね。
もう、硬派な映画なんで。
藤田:ありかどうございます。
もう、こないだも出ましたけれども、
何せ、映画館で見るために作った映画だという
話をありましたから。
寺島:あァ、真木くん言ってましたね。
その通りですね!
藤田:ぜひ皆さん見て下さい。
今日はホントにお忙しい中ありがとうございます。
ゲスト、寺島進さんでした、
ありがとうございました!
寺島:ありがとうございました。
――――――――――――――――――――――――
藤田:いやァ、寺島さん、渋かったですねえ。
棚橋:カッコイイですねえ。
藤田:スタジオを出る時に、
「いやァ、何話したか全然覚えてないよ」
って言ってましたけど、
それが渋いからずるいよね。
棚橋:ねえ、どんな言葉も渋かった。
藤田:そして、サインと一番欲しいもの、
書いてくれました。
棚橋:何でしょう?
藤田:「強い気持ち」です。
棚橋:また男らしいですねえ。
エモーショナル・ビート“ZERO GROOVE”
寺島進ゲスト 佐藤公哉(相談役)
たけちゃんのラジオ情報 TOKYO FM
「エモ―ショナル・ビート“ZEROGROOVE”(寺島進 ゲスト)」
佐藤公哉(相談役)さん(2001.1.26)
今週は火曜日からずっと、
映画『BROTHER』ウィークということでね。
棚橋由美:はい。
藤田:今日は寺島進さんが来てくれました。
では自己紹介を、
本人の渋い声でもう一度お願いします。
寺島:加藤隼戦闘隊の、
寺島進です。よろしく!なんつって(笑)
棚橋:(笑)「なんちって」なの!?よろしくお願いします。
藤田:よろしくお願いします。
寺島:よろしくどうぞ。
藤田:あの、こういう生のサテライトってのは
慣れないと思うんですけど、
寺島さん、今もう本番入ってます、大丈夫ですか?
寺島:あ、はい。
棚橋:寺島さん、ラジオ出演というのは?
寺島:二度目ですね。
はい。あ、三度目ですか。慣れないっスねェ(苦笑)。
棚橋:こういう、見えるところでというのは?
寺島:『HANA-BI』の時に一度、
こちらでやらしていただいて。
藤田:今日は、ちょっとVネックのセーターと、
下はスポーティな感じですけど。
寺島:ジャージです。すいません、雨降ってるもんで。
藤田:ジムから帰って来た、みたいな。
寺島:いや、ただ、歩いて。
藤田:さァその『BROTHER』ですけども、
あの、寺島さんの役どころっていうのは、
もう知ってる人も多いと思うんですけども、
たけしさんの舎弟な感じなんですよね。
寺島:そう、舎弟ですね。
ヤクザの舎弟で。忠誠を誓ってると言うか。
藤田:そうですよね。
で、今回も、たけしさんの映画には
欠かせない寺島さんですけども、
役作りとかで、
凝ったとかこだわった部分ってのは何かあるんですか?
寺島:役作りって、役作りって言うか、それはあの、
まず今回、脚本がね、
鳥肌立つぐらい素晴らしくて――
毎回そうなんですけど。
今回その自分の役がね、すごく――
もし自分が裏稼業の仕事とかしたら、
この役って、
こういう生き方するかも知れないな、
ってのはすごくジョイントするところがありまして、
すごい鳥肌立ちまして。
役作りってのは、ホンですごくもう、
自分でイマジネーション、ブワーッと湧いたし、
それにやっぱり、
北野監督ってのはその、
ああしろこうしろとか、
一から十まで教える方でもないですし、
あの人の佇まいを見たりとか、
あの人の寡黙なうしろ姿を見た時に、
何かこう、こうやったらいいんじゃないのかな、
とか、
いろんな空気感の中でね、
向こうの言葉が流れてこっちに伝わって来るような、
感じさせてくれるような感覚なんで、
ホントにあの人の世界に、
感覚に近づけるように、
その人の、
監督の匂いに近づけるように、
いつもビンビンアンテナ張ってないと、
置いてかれちゃうなァ、
っていう感じはすごくありますから。
藤田:寺島さんは、たけしさんの作品にたくさん出てるから、
逆に周りの役者さんから、
「たけしさん、今何考えてんのかな?寺島さん」
とかって相談されたりしません?
寺島:……。
藤田:それはないですか?
寺島:それは、監督のおっしゃることを、
ホントに、耳ダンボにして聞いて、
それであの人の姿を、
いつもこう、うしろからでも見てれば、
感覚として伝わると思うんですよね。
俺なんかすごい時間かかるタイプなんで、
周りの役者さんはやっぱ素晴らしかったですねえ。
自分なんか、
何回出たから何とか、とか言われますけど、
ホントに初めての人とか、
アメリカの役者さんでも日本の役者さんでも、
もう、すぐ対応できると言うか、
いかに自分のレヴェルの低かったことかなァ、
と恥ずかしかったんですけど(苦笑)。
藤田:いやいや。
寺島:でもホントに、
今の自分をここまで引き上げてくれたのは、
北野武監督の、ホントに、おかげなんで、
もう紛れもない事実なんで、
まァそれはもうホントに、
もっともっと頑張らなきゃいけないなと、
励まされてます、自分の中でね。
藤田:ぼくも『BROTHER』見させてもらって、
今までのたけしさんの作品もいろいろ見て、
もう、映画の中でも舎弟な感じの“BROTHER”ですけど、
ホント、公私共にすごく、
男の固い絆みたいなのを感じますよね。
寺島さんとたけしさんの間に。
寺島:あァそう……ありがとうございます。
藤田:ということも含めて、楽しんでもらいたいと思ってね、
あの映画。
特に女の人には判りづらいかも知れないですね、
あの映画。
寺島:いや、今ねえ、何かどっか、軟弱化と言うかね、
軟弱な男とかね、
ドラッグストア行けば油(取り)紙とかね、
化粧道具買う男とかいるでしょう?
棚橋:いますねえ。
寺島:日本が、何かぬるくなってるような感じがするんですよ。
やっぱり女の人もね、やっぱりね、
何か、惚れたとかねえ、
カッコイイとかじゃなくてね、
強い、守ってくれる男に惚れると思うんですよ。
それで、女の人にも見て欲しいし、
男の人もそれに刺激されて、
熱い気持ちと言うか、
昔日本人が持ってた粋な部分とか、
すごい昔気質な、寡黙ではあるけれども、
いざ行動する時はちゃんとやる時はやるぞ!
という、
その何か粋な部分と言うか、
今の日本で忘れかけてるところをね、
すごく甦らせてくれると言うかね、
戦う血がグワーッと上がると言うか、
自分もホント、この映画参加して、
どっか気づかされたところもありますし、
もう見ていただいたお客さんはもっとそれが、
ボンボン、こう、
エネルギーと言うか力が湧いて来るような、
何かを感じさせてくれると思うんで、
だから男の人も女の人も、ホント絶対に、
見て欲しいですね俺は!ええ。
藤田:今の油紙の一節のところで、
寺島さん、
普通でもちょっと唇とんがってますけど、
よりとんがりましたね、今ね。
棚橋:ははは。
藤田:キュッと、カッコ良かったですね、今。
寺島:いやァ(苦笑)。
棚橋:演じてない時の寺島さんっていうのは、
やはりそういう、男らしい男なんですか?
寺島:いや普通ですよ。
棚橋:油取り紙は絶対使ったりはしない?
寺島:撮影で一回使ったことはありますけど。
棚橋:お仕事ではね、へぇーっ。
寺島:プライヴェートではもちろん使わないですけど。
藤田:じゃあ話がすごく脱線しそうなので。
棚橋:ごめんなさい(笑)。
藤田:一曲挟みますか。この『BROTHER』を見て、
ゲストでも遊びに来てくれたZEEBRAが作った
すげえカッチョイイナンバー、
ZEEBRA featuring AKTIONで“Neva Enuff”。
-------------------------------
(曲)
------------------------------
藤田:『BROTHER』を見たZEEBRAが
インスパイアドされて出来たナンバーで
“NevaEnuff”、お送りしました。
さァ、ぼくも棚ちゃんも試写は見せていただいたんですけど。
寺島:ありがとうございます。
藤田:ぼくが役者だったら一番やりたいな、っていうのが、
寺島さんが今回やった加藤っていう役でしたね。
寺島:あァそうですか。
藤田:おいしいですよね。
寺島:いや、おいしいと言うより、
これさっきも言ったように、
脚本がホントに恵まれたと言うか、
ホントにあとはまァ、
脚本力と編集力がホントにもうすごいんですよね。
驚かされますからね、
たけしさんの編集力は。
それにやっぱり、
あとすべては演出ですね、現場での。はい。
藤田:あの、まだ見てない人たちのためにね、
一番ショッキングなシーンも
寺島さんのシーンと言えるし。
棚橋:それに、女性の私から言わせてみれば、
まだ見てない方がいるから
詳しくは話せませんけど、
寺島さんの役は判らない!
藤田:あ、ホント?それは、
たけしさんに賭ける忠誠心みたいなものとか?
棚橋:そうそうそう。
藤田:あ、それはなかなか
判んないかも知れないですねえ。
棚橋:女性には。
寺島:うーん、
年代によるかも判んないですねえ。
棚橋:年代?
藤田:でも、判んないかも知んないけど、
見て判断して欲しいですよね。
寺島:そうですね。
やっぱりあの、
試写で見た方――27日からやるじゃないですか。
やっぱりこれ、
北野武監督の映画というのは、
毎回ホントそうなんですけど、
一度見た衝撃と、二度三度、
五度見たら五回ともみんな違いますし、
いわゆるスルメ映画と言われてるんですよね。
噛めば噛むほど味が出て来るような。
ホントそういう映画なので、
もう一度見ていただきたいし。
藤田:見ます見ます。
あの、たけしさんの映画って、
ババン!というシーンのちょっとあととかに、
何かポッカリ満月とか映ったりするんですよね。
月とか海とか。
寺島:あァ、はい。
藤田:何かあそことか、
いきなり空気感をサーッと
違うとこに持ってかれますよね。
寺島:あァ、それがすごいいいと思うんだよね。
感じ方、フィールと言うかね、
考えると言うか、
考えるより感覚の方が大事だと思うんですよね。
藤田:ぜひみんな見ていただきたいですけど、
『BROTHER』というタイトルで、
ぼくが見た感じだと、
ホントに、真木蔵人さんと腹違いの兄弟のたけしさん、
そして寺島さんとはいわゆる裏社会の中での舎弟、
兄貴分・弟分みたいな感じで、
そしてたけしさんはそのあと、
黒人のギャングとも、何かちょっと
“BROTHER”な心がつながる、
みたいなところがあるんですよね。
そこはすごいいいんですけども、
あの、
寺島さんが「あそこだけは見逃して欲しくねえなァ」
みたいなシーンっていうのは、
言える範囲でいいんですけど、
ありますか?
寺島:いや、もうこれはねえ、
たぶん皆さんもおっしゃると思うんですけどね、
ホントね、大袈裟な話ね、
まばたきしないで欲しいですね!
もう見逃して欲しくない、
まばたきしたら損するよ、みたいな。
藤田:じゃあ、まばたきするなら
左右替わりばんこぐらい?
寺島:大袈裟な話ですけどね、
例えですけど、
そのぐらい見入って欲しいですね。
ちょっとリラックスしながら、
フラットな状態で見入って欲しいですね。
素直に感覚で感じて欲しいですね、何か。
棚橋:あと、ところどころユーモアのセンスを感じて、
笑いたくなっちゃうシーンがあるんですけど、
笑っちゃってもいいんですか?
寺島:自由じゃないですか。
棚橋:声を出して笑っても。
藤田:一番笑いが起きるのも
寺島さん絡みのシーンなんだよね。
棚橋:そうなんですよね。
藤田:すごいいんですよ、だから。
寺島:怒るも笑うも、
もう個人の自由だと思います。
藤田:ところで、話コロッと変わるんですけども、
今日、「○○恐怖症」っていうテーマでやってるんですが、
寺島さんの恐怖なものってのは何ですかね?
寺島:恐怖ですか?恐怖はやっぱり
トラウマとかあるじゃないですか。
やっぱり自分は、あの、ゴキブリが嫌いなんですよ。
棚橋:すごく渋く、四文字を言いましたね。
藤田:ホントホント、何で「ゴキブリが嫌いなんですよ」
って言うのまでそんなに渋いんですか?
寺島:……(苦笑)。
藤田:モテモテですね、バーで!
棚橋:バーで、って(笑)。
藤田:絶対に。
寺島:違うんですよ、
あのねえ、俺あの、(実家が)深川の畳屋でね、
夜になると、お店とか行くとね、
もう巣になってるわけですよね。
でもう、ゴキブリ飛んで来たりするのはもう、
子供の頃に怖くてしょうがなくて。
それ、自分で今アパートにいても、
たまに夢見るんですよ。
目開けたら――夢の中でですよ、
夢の夢なんですけど――
パッと目を開けると、アパート中がね、
ゴキブリガーッとなってるんですよ。
棚橋:はははは!
寺島:もう何万匹もいるような、
「うわーっ、俺今こんなとこにいるんだ、寝てんだ」っていうね、
その恐怖心で冷汗かいてバッと起きた時、
「あっ、夢だったんだ」とか言って。
それだけホントゴキブリ嫌いなんですよ。
もう、いると寝れないんですよ。
藤田:へえー、
ヒッチコックみたいな夢見てるんですねえ。
寺島:ヒッチコックの世界ですねえ。
だから、家ではあの、料理とかしないんですよ、
わざと。
藤田:あっ、ゴキブリ出ちゃうから。
寺島:お湯沸かしてカップラーメン、
の世界ですね。アパートにいる時は。
藤田:へえー、そうなんですか。意外でしたね。
棚橋:ねえ。
藤田:キマり過ぎの寺島さんからそんな話が聞けて、
ぼくホッとしました。
ぼくはゴキプリ平気ですから(笑)。
寺島:ああー、いいなァ。
藤田:映画の話に戻りますが、1月27日土曜日、
いよいよ北野武最新作『BROTHER』公開になります。
ぜひ皆さん足を運んで下さい。
ラストにですね、このラジオを聞いてるリスナーのみんなに、
寺島さんの方からメッセージをいただきたいんですけども。
何でもいいです。
寺島:そうっスねえ、うーん、
今年はホントに『BROTHER』現象を起こして欲しいですねえ。
ホントにたくさんの、
この映画を見て何かを感じてくれた人が、
俺らの中でも“BROTHER”だと思ってるんで、
お客さんに対して。ホントにたくさんの
“BROTHER”がボンボンボンボン、
列を並べるぐらい劇場に増えて欲しいですね。
たくさんの、
映画『BROTHER』を愛してくれる人たちがお客さんで、
そのお客さんがホントにたくさんの
“BROTHER”になるわけですから、
何せこの、見て欲しいですね。
もう、硬派な映画なんで。
藤田:ありかどうございます。
もう、こないだも出ましたけれども、
何せ、映画館で見るために作った映画だという
話をありましたから。
寺島:あァ、真木くん言ってましたね。
その通りですね!
藤田:ぜひ皆さん見て下さい。
今日はホントにお忙しい中ありがとうございます。
ゲスト、寺島進さんでした、
ありがとうございました!
寺島:ありがとうございました。
――――――――――――――――――――――――
藤田:いやァ、寺島さん、渋かったですねえ。
棚橋:カッコイイですねえ。
藤田:スタジオを出る時に、
「いやァ、何話したか全然覚えてないよ」
って言ってましたけど、
それが渋いからずるいよね。
棚橋:ねえ、どんな言葉も渋かった。
藤田:そして、サインと一番欲しいもの、
書いてくれました。
棚橋:何でしょう?
藤田:「強い気持ち」です。
棚橋:また男らしいですねえ。
エモーショナル・ビート“ZERO GROOVE”
寺島進ゲスト 佐藤公哉(相談役)
たけちゃんのラジオ情報 TOKYO FM
「エモ―ショナル・ビート“ZEROGROOVE”(寺島進 ゲスト)」
佐藤公哉(相談役)さん(2001.1.26)
COMMENT
ほとんど「テープ・リライター」(テープ聴いて文字に起こす人)ですね。
こういうの、頭の老化防止に役立つね(笑)
で、ちわわんさんは、寺島さんのファンクラブとか入ってんの?それともすでに「追っかけ」?
私もこのくらい夢中になれる男が欲しいぞ・・・。
(昔から極めて惚れにくい体質なので)
こういうの、頭の老化防止に役立つね(笑)
で、ちわわんさんは、寺島さんのファンクラブとか入ってんの?それともすでに「追っかけ」?
私もこのくらい夢中になれる男が欲しいぞ・・・。
(昔から極めて惚れにくい体質なので)
とんがりねずみさんへ
あははははは!
追っかけできるときは するんだけどさ。
なんせ、老犬が 居るから・・なかなかね。
去年3月にかぶと君が、亡くなってから
わりとちょくちょく動きだしてるかな・・
長いこと オムツだったからねええ。。
パトラも長いこと 寝たきりだったしねえ。。
と、犬の闘病生活と、自分の体調と。
どっちもどっちで、なかなか出かけられなかったりするのよねえ。。
今年は、犬たちがまだ元気いっぱいだしね。
出かけられるうちに出かけておきたいかなと
思っています。
どこでも いくぞ!
寺島さんの ファンクラブはないのよお。
だから 個人的私テキな、ファンクラブ!!
あははは。
いい男だよおお 寺島さん どうよ?
追っかけできるときは するんだけどさ。
なんせ、老犬が 居るから・・なかなかね。
去年3月にかぶと君が、亡くなってから
わりとちょくちょく動きだしてるかな・・
長いこと オムツだったからねええ。。
パトラも長いこと 寝たきりだったしねえ。。
と、犬の闘病生活と、自分の体調と。
どっちもどっちで、なかなか出かけられなかったりするのよねえ。。
今年は、犬たちがまだ元気いっぱいだしね。
出かけられるうちに出かけておきたいかなと
思っています。
どこでも いくぞ!
寺島さんの ファンクラブはないのよお。
だから 個人的私テキな、ファンクラブ!!
あははは。
いい男だよおお 寺島さん どうよ?
Comment Form
TRACKBACK
TrackBack List
| HOME |



