『BROTHER』2001年 北野武監督 その2
☆・・・メイキング・・・☆
初の日米合作、初のアメリカロケ、
北野武、新たなる挑戦と、題しての、メイキングだ。
ーー北野武監督さん
今、アクション映画であるのは、
車がぶっ飛んだり、大げさなもの、
ガラス突き破ったり、上からおっこってきたり・・
って、いうのが、あんまり好きじゃないし、
もっと、その、日本のヤクザ映画っていうのが、
伝統的にあるもんで、
そのヤクザ映画っていうのを、アメリカに、
持ち込んだ映画っていうのをやろうとして、
もっと痛い!っていうか。
・・・。
ーージェレミー・トーマスプロデューサーさん
シンプルで力強いショットだ。
ーー北野武監督さん
ロサンゼルス・・
アメリカで撮りたいってきめて、
ロケーション的には、ニューヨークで、
本当は、遣るべき映画だったのだが、
町をすぐ出ると、静かな所があるということで、
ロスにした。
☆生き急ぐ山本・・・
彼の求めたものはなんだったのか?
ーー北野武監督
基本的には、ヤクザとしての、
死に場所を探したというか・・。
組がなくなってしまって、それで、
生き場所がない。
本当は、日本で死んでもいいんだけど、
一つ、大舞台というか、そういうものを、
探したというか。
はなから、ほとんど投げたっていう・・
そういう感じあるけど・・。
死ぬための生き方で・・。
☆日本からやって来た、山本の舎弟、加藤も加わる。
抗争はさらに激しさを増す。
”ファッキング・ジャップくらい、わかるんだよ!
バカヤロウ!”
撮影の様子をすごい怖い顔をして見ている寺島進さん。
メイキングのあちこちで 姿を見ることができる。
DVD以外のテレビの特番でも
ホームパーティのシーンの撮影風景にも姿があった。
真剣そのものの真摯な姿勢が、こちら側にも伝わってくる。

☆山本たちが手を組もうとする相手、
それを演じるのは、加藤雅也さんと石橋凌さん、
真木蔵人さんもみな 英語でインタビューに応じている。
皆さんとても流暢に話されている。
ーー北野武監督
黒人との、関係については、
山本と、日本人じゃないけど、アニキのような感じがあって、
自然と入れ込んでしまうという感じが、
外人の眼じゃなくて、日本人の眼で、
あまり、ベタベタせずに、描いた。
基本的には、日本の、ヤクザ社会で、
あの、親の血を引く兄弟よりもーーって、いうので、
ヤクザの社会の兄弟分っていうのも、
もと、身内である、ファミリーであるっていう感じの、
そのまま、日本のヤクザのスタイルを、
アメリカに持ち込んで、
実は、血をわけた兄弟よりも、
デニーと居るほうが、もっと兄弟に近い兄弟だったと、
いう、話なの。
☆とってもパワフルな撮影現場の様子が綴られている。
寺島進さんが飛行機を飛ばすシーンも。
これ・・何かで見たのだが、
うまく紙飛行機が飛ばなくて
23・4?テイクくらい撮ったらしい。

しかも、日本の折り紙の紙飛行機と、
アメリカ人が折る、向こうの折り紙の紙飛行機と、
どっちが遠くまでよく飛ぶか・・という、
合戦?にもなったらしい。
結局は、日本風な折り紙の勝ち!
☆『BROTHER』を彩る、悲しくも、美しい音楽の数々
これを担当するのは、
いまや、日本映画界に無くてはならない、
作曲家の一人となった、久石譲である。
ーー久石譲(音楽家)さん
映画が、非常にシンプルに、
それでいて、無駄の無い構造・・
こういう映画が、実は、音楽と非常にいい、
コラボレーションが出来ると、
その点が、最大の魅力です。
基本的には、監督からの注文って、
あんまりないんですね。
フィルムを撮ってしまって、
さあ、これで、音楽を作ってくれっていう、
姿勢が、いつも、まず、基本になります。
ただ、最近は、監督自身にも、
音楽のイメージが強くなってきて、
だから、こういうイメージでいったらどうかという、
音楽に対しても、
監督の中の、イメージが、非常にハッキリしてきていますね。
・・・と、内容は濃い。
是非ご覧ください。お勧めです。
| 『BROTHER』 | 2008-11-10 | comments:2 | TOP↑




お晩です☆
私は加藤さんと山本さんの生き方が、わりかし好きです。男が男に惚れて、花火のように散って行く。男の美学だねえ。但し自分が惚れた男なら、やっぱり身を挺して止めるなあ、きっと。新撰組に心中するカップルがいたような、あの方々の気持ちがわかります。この映画で私は、寺島さんに惚れました。元々ファンだったけど、名前を存じあげなかったの。風雲たけし城のあんちゃんと、始めは呼んでました。「BROTHER」のパンフレットの写真が、格好良かった。「ほう寺島さんって言うのか」それからが私の、熱烈ファン生活の始まりでした。「女に兄貴盗られた」って呟く姿が、何とも愛しくてね。週末又見ようかな?
| 猫又 | 2008/11/10 23:46 | URL |