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ちわわんと言うハンドルネームと、タイトル名と、この名前を作ってから・・・いつの間にやら 20年余りも経過しちゃったなぁ~・・・あの頃は、タグ打ちの時代で、同じ名前は登録できなかった時代だったのになぁ~~~・・・Windows95のホームページの時代から考えると、すごいわよねぇ。。写真もコメントもさくさく入れられるようになっちゃって驚いちゃうわよね( *´艸`)

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ひとりごと・・

ちわわん

Author:ちわわん
知り合った多くの友人たちに。
感謝をこめて。

↑写真はぷりんちゃん15歳6ヶ月と20日(2015年6月20日没)と
3年前に5月7日に17歳で亡くなったその母ムーバです。

静岡市在住の。
ご近所の犬ともだちさんへ。
ありがとうの言葉を添えて☆

長い犬人生と映画など色々。
20年程前のホームページも合体しました。
これからもよろしくお願いいたします。


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「Kids Return キッズ・リターン」 1996年 北野武監督 その3
「Kids Return キッズ・リターン」 1996年 北野武監督 その3

『キッズ・リターン』原作:ビートたけし 田村章著  


マサルと友達同士なのかと訊かれて、
シンジがうなずけない所以のひとつが、そこにある。

長い長い登校時間。
長い長い学校帰りの寄り道。
マサルとシンジは、その相棒同士なのだ。
だから、ラーメン屋で晩飯を終えたら、
二人で過ごした一日は終わる。

ラーメン二つ。ギョウザを一人前、ビールを一本。
「あと、煙草ある?」
マサルが言うと、店の主人は
「あんまり高校生のときから煙草とか酒とか、
 やめたほうがいいよ」と、
とりあえず、釘だけは刺しておいたから、
と、いう感じで言った。

「関係ねえよ」
マサルもにやにや笑いながら応える。
ところが。

「おう、こら」
二人から少し離れたテーブルから、
ドスの効いた声がぶつけられた。
4人組の、見るからにヤクザだ。
派手なスーツを着た、兄貴分らしい男と、
その舎弟らしい目つきの鋭い男。
スキンヘッドとアロハシャツの若い二人は、
使い走りか運転手といったところだ。
声をかけてきたのは、舎弟の男だった。

マサルとシンジがぎょっとして振り向くと、
三白眼を吊り上げてつづけた。
「おまえら、ガキのくせに、
 ビールなんか飲むんじゃねえぞ、この野郎」

シンジはそっと目をふせたが、
マサルは、バカの度合いがディープなぶん、
こういうときにもビビらない。

「ガキがビール飲んじゃいけねえって
 法律でもあんのかよ」
「あるじゃねえかよ」
ヤクザのほうが正しい。
だが、マサルは吐き捨てるように言った。

「てめえの金でなに飲もうが自由だろうが」 
「なんだと?}
舎弟は、語尾を跳ね上げて、
手近にあったビール瓶をつかんだ。
「てめえ、この野郎・・・」
マサルも逃げるつもりはない。
カツアゲの失敗でむかついていたところだ。

舎弟が立ち上がった。
そのときだった。
「やめろ、寺島」
兄貴分が低い声で言った。
穏やかな口調だったが、
いきりたった舎弟の声よりずっと凄みがある。

寺島は、不承不承ながらも椅子に座り、
舌打ち交じりに、マサルをにらみつける。
若いチンピラ二人も、同じように。
厨房で、皿を洗っていた若者まで。

だが、兄貴分は、鷹揚に微笑んで、
マサルに声をかけた。
「あんちゃん、悪かったな」
「・・・いえ・・・」

唇をほとんど動かさない小さな声だった。
おそらくヤクザたちには届いていない。
聞き取ったのは隣にいるシンジだけだ。
思いのほか、素直な声の響きだった。

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