『浅草キッドの浅草キッド』 2002年 篠崎誠監督 その2
『浅草キッドの浅草キッド』 2002年 篠崎誠監督 その2
「浅草キッドの「浅草キッド」 2002年 10月26日スカイパーフェクTV
※つづき
よき時代の浅草の残り香が、芬々である。
そのストリッパーの中の1人である、
踊り子さんのヒモで、パチプロだった矢部さんが、
寺島進さんの役どころである。
映画の中では、白地に黒の斑点のある、
ボアの豹柄の、コートをひょいと肩にかけ、
ちょっと、ウエーブの入った髪が、
憂いをもって、見せているといったふうの、
色男となっている。
ひとりで、
日本酒を、ちびり・・ちびり・・・と。
呑んでいる姿が、素敵な味がある。
こんな彼ならば、
ヒモでも、なんでもいいかな・・
と思ってしまうこと、間違い無しである。
ころっと、貢いでしまいそうである。 (笑)
その後の、踊り子さんとの派手な痴話げんか。
前とはまた別の、黄土色の地色のボアの、豹柄コート。
これを肩に羽織って、階段を上がってくる。
中には、オレンジがかった光沢のある、真っ赤な上下。
また、中に着ているシャツは、黄色い地に、
大柄のプリントシャツ。
首には、重そうな、とてつもなく分厚そうな金の
喜平のネックレスをかけている。
足が悪いのか、びっこをひきひき歩いている。
このせいで、ヒモになったのかしらねえ。。。
などと、想像してしまう。
大きな声で、分かれるだ、なんだかんだと、
痴話喧嘩をしたあげく、
その、少し後には、もう、仲直り、
矢部さんが道路で土下座してみせている。
ーー
俺、お前が居ないと、生きていけないんだよぉ〜
見捨てないでくれよぉ〜
お前以外に、女なんて、
この世に、居ないとおもっているんだから、さあ。
・・・
で、仲直りのちゅうーは?
ちゅぅ!!
ーー
と、先程までの、痴話騒ぎは、なかったかのように、
ころっと、仲良く、腕を組みながら、
いちゃいちゃと、戻ってゆく。
どうも、生きている時限の、発想が違うらしい。(笑)
だが・・・。
この矢部さん、原作によると、
その後は、なんとも哀しい死に方をする。
身に詰まる。
そんな、原作の意図する部分を、
しっかりと、受け止めて、描かれている。
篠崎誠監督の、心理描写の賜物である。
本にも、映画にも描かれている、
志の川姉さん(深浦加奈子さん)の、
入浴ショーの場面が面白い。
ーー志の川ねえさん
馬鹿! コントやってんじゃないんだからね!
私が笑いとって、どうするんだよ!
あっちっちち あっちちち・・と、
タライの周りを、ぐるぐるまわってさー
あたしは、かちかち山の狸じゃないんだからねぇ!
・・・
このシーンの時の、亡き、深浦加奈子さんが、
いつまでも、いつまでも、
明るく楽しく、目蓋に焼き付いている。
「浅草キッドの「浅草キッド」 2002年 10月26日スカイパーフェクTV
※つづき
よき時代の浅草の残り香が、芬々である。
そのストリッパーの中の1人である、
踊り子さんのヒモで、パチプロだった矢部さんが、
寺島進さんの役どころである。
映画の中では、白地に黒の斑点のある、
ボアの豹柄の、コートをひょいと肩にかけ、
ちょっと、ウエーブの入った髪が、
憂いをもって、見せているといったふうの、
色男となっている。
ひとりで、
日本酒を、ちびり・・ちびり・・・と。
呑んでいる姿が、素敵な味がある。
こんな彼ならば、
ヒモでも、なんでもいいかな・・
と思ってしまうこと、間違い無しである。
ころっと、貢いでしまいそうである。 (笑)
その後の、踊り子さんとの派手な痴話げんか。
前とはまた別の、黄土色の地色のボアの、豹柄コート。
これを肩に羽織って、階段を上がってくる。
中には、オレンジがかった光沢のある、真っ赤な上下。
また、中に着ているシャツは、黄色い地に、
大柄のプリントシャツ。
首には、重そうな、とてつもなく分厚そうな金の
喜平のネックレスをかけている。
足が悪いのか、びっこをひきひき歩いている。
このせいで、ヒモになったのかしらねえ。。。
などと、想像してしまう。
大きな声で、分かれるだ、なんだかんだと、
痴話喧嘩をしたあげく、
その、少し後には、もう、仲直り、
矢部さんが道路で土下座してみせている。
ーー
俺、お前が居ないと、生きていけないんだよぉ〜
見捨てないでくれよぉ〜
お前以外に、女なんて、
この世に、居ないとおもっているんだから、さあ。
・・・
で、仲直りのちゅうーは?
ちゅぅ!!
ーー
と、先程までの、痴話騒ぎは、なかったかのように、
ころっと、仲良く、腕を組みながら、
いちゃいちゃと、戻ってゆく。
どうも、生きている時限の、発想が違うらしい。(笑)
だが・・・。
この矢部さん、原作によると、
その後は、なんとも哀しい死に方をする。
身に詰まる。
そんな、原作の意図する部分を、
しっかりと、受け止めて、描かれている。
篠崎誠監督の、心理描写の賜物である。
本にも、映画にも描かれている、
志の川姉さん(深浦加奈子さん)の、
入浴ショーの場面が面白い。
ーー志の川ねえさん
馬鹿! コントやってんじゃないんだからね!
私が笑いとって、どうするんだよ!
あっちっちち あっちちち・・と、
タライの周りを、ぐるぐるまわってさー
あたしは、かちかち山の狸じゃないんだからねぇ!
・・・
このシーンの時の、亡き、深浦加奈子さんが、
いつまでも、いつまでも、
明るく楽しく、目蓋に焼き付いている。
| 2002年〜 | 2008-08-27 | comments:0 | TOP↑



