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ちわわんの部屋 

静岡から緩やかな想いを運んで。。12歳になるぷりんと共に。多くの映画をみましょうよ!

『名誉と栄光のためでなく』 1966年 米英合作。 

『名誉と栄光のためでなく』 1966年 米英合作。

アラン・ドロン

実際に海軍の外人部隊に従軍したことのあるアラン・ドロン
もう一度そんな彼が軍服を着るのは
どんな気持ちだったのだろうか。。

アラン・ドロン

身体能力のよさを披露してくれているこの映画。

アラン・ドロン

新しい兵士たちの教育にと

アラン・ドロン

お手本を見せるシーンがあるのだが

アラン・ドロン

ぴょンぴょン飛ぶし 

アラン・ドロン

すらすらと走る走る。

アラン・ドロン

さくさくっと登るし・・身軽だ。

アラン・ドロン

そういえば
どの映画の中ででも
いつでも身のこなしは軽くて運動神経は良さそうだ。

走ったり、駆けたり、飛び乗ったりと華麗である。

まあ実際に戦争にも行っているわけだし
この位はこなせないと勤まらなかっただろうし・・なぁ・・
鹿じゃぁないが
わりと引き締まった筋肉質な体型で
余分にもりもりしていないのが良いのかも。

だからこそ・・
この後にやってくる
筋肉マン的マッチョヒーロー時代には
まず第一に顔つきからして不向きだったのかもしれないなぁ。

この映画を観たのは もう45年も前のこと・・
七間町にあった名画座で観たのだったような・・

今のようにDVDも無い時代のこと。
封切り映画以外でもあっちでもこっちでも
2本立てやら3本立てやらで朝まで映画は上映されていた時代だ。

落下傘

何を覚えているのかというと・・
最初の方の場面の応援に来た落下傘部隊が
上空から降りてくる所を片っ端に
ベトナム民兵たちに
銃で打たれたり串刺しにされたりして殺されてしまう所。。

落下傘

なぜかっていうと。
丁度その頃、養父から
静岡の安倍川花火大会の由来を聞いていて
自分の心の中のイメージとしてダブってしまったからだった。

1945年6月19〜20日。
米軍機B29が、静岡市を襲ったという。
その空襲によって約2千人あまりの人が亡くなった。
そして同じころに、
2機の米軍機B29が安倍川近くで衝突して墜落したのだが。
その時に米兵23人?も命を落としている。
話に寄ると、
普通の市民達の竹やりで突き殺されたのだとか。。
かなり悲惨な最期であったという。

そのひどい惨劇を目の当たりにした方で
後に出家して僧侶となりこの時の米兵を祈り続けた方が居る。
その方が、後に、
木の十字架を作って建てて米兵たちを供養したそうな。

墜落現場で拾ったゆがんだ水筒も大切に保管していたという。
水筒には握りしめていた米兵の指の形がくっきり残っていたという。

そしてまた、
この僧侶になったという伊藤さんと言う方が、
私財を使って浅間神社の山の山頂に
市民犠牲者のための観音像と米兵のための慰霊碑を建てて。
そこから山頂での慰霊祭が始まったのだそうだ。

養父に連れられて 毎年私は行っていたものだったが。
今では横に立派な慰霊塔のようなものも建てられている。
私が養父に連れられて行っていた頃にはとても質素な
石塔のようなものだけだったのだが。。

養父はそこに水筒に入れていったお酒をかけてあげていた。

日米合同慰霊祭となったのは1972年になってから。
「ゆがんだ水筒」に米軍がバーボンウイスキーを入れ、
毎年慰霊碑に献酒するのが習わしとなった様子が
時々、テレビなどでも放映されるようにもなってきた。

水筒は、静岡空襲での米兵の唯一の形見。
立派な軍服を着た米軍軍人達が
テントに並んで献花する様子なども映し出されることがある。

と。まあ。
この事がそもそもの花火の由来だと私は聞いていた。

そんな話を聞いていた直後だったので
とても心に残った作品だった。

なんとも戦争というものの
一種独特の世界観と
その場に居合わせたからこその狂気と人間性の本質と
そんなものをやんわりと 問うているような作品だった。

アラン・ドロン

『ナヴァロンの要塞』やら『マディソン軍の橋』やら
『荒鷲の要塞』『プラトーン』やら・・
もっとリアルな戦争映画も多かったし
いまだに観なければよかったと思っているの映画が『プラトーン』だ。

もうひとつ観なきゃよかったと思う映画に『ディア・ハンター』がある。
ベトナム戦争での物語で
クリストファー・ウォーケンの精神を病んで
ロシアンルーレットに身を投じていく姿が忘れられない。

アラン・ドロン

そういった映画なんかと比べると
とてもソフトに作られている作品。

アラン・ドロン

でも、今観なおしてみると
戦争映画嫌いな私でも
こういった位の作品ならば最後まで観れるかな・・っと。

みんな

やわらかな中にも
言うべきことはちゃんと訴えているような作品。

窓

最後に名誉欲も出世欲も捨てて
一人のペンによる物書きとして生きようとする男の
叙勲の様子を
窓から見下ろしている姿・・・

叙勲

その下では名誉勲章と武勲をたたえられている上官と同僚の姿が。

上官

その上官の彼にしても、
本当は、本音の部分では良く解っていたのだった。
ただ、人間としての心の持ちようと
これからの長い人生を生きるための物欲と煩悩に負けたのだった。

アンソニークイン

目の前にぶら下げられた恩賞に飛びついた上官をアンソニー・クインが。

モーリス・ロネ

また、
戦争を終わらせるためならば手段を選ばず
たとえ非人道的な虐殺であろうとも
それは正当な行動であると主張する同僚をモーリス・ロネが勤めている。

アラン・ドロン

嫌気が差して去ってゆくドロン・・

軍服を脱ぎ表に一歩出ると。。

子供

そこには、
子供たちが独立を訴えて悪戯書きをしている姿が。。

消す

そして、
その直ぐ横では軍の関係者が、
その悪戯書きを必死になって消しているのだ。

笑い

民衆の心というものは
どんなに武力を持ってしても
虐殺や弾圧がなされても
それは不遜なる行為であって
決して抑えきれるものではないのだ。

笑い

そんな子供達の姿をみていて
不屈の精神力に気がついた大尉の
心の底から 
からっと笑うドロンの顔がとても良い。

最後

この映画。
戦争映画なんだけれども。ロマンスも描かれている。

ふたり
お相手はクラウディア・カルディナーレ。

ふたり
アルジェリアの海??

ふたり
美しいふたり・・

うふん。
うふん。。。

ふたり
もしもぉ〜〜〜し! 戦争中だよぉ〜〜〜〜!ってね。

category: アラン・ドロン

thread: 心に残る映画  -  janre: 映画

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コメント

静岡の空襲でも悲惨な出来事があったのですね。

僧侶になった方。
人種差別をせずに同じ人間として
ご供養なさったんでしょうね。

映画・プラトーンは過去に観ました。
ショックを受けた映画です。

今回は、戦争という重みのある内容の
ブログ記事でしたが
最後の〆画像と、ちわわんさんの文章で
救われました^^

めぐ #5KPaI2a2 | URL | 2012/02/08 10:00 - edit

戦争映画は苦手なんです。
戦争に限らず、人が沢山死んでいく映画は、
観ていられなくなるんです。

流血ものもダメなんです。
自分が痛くなるんです。

できるだけ、そういうものは避けているんですけど、
観てしまって、どーんと沈むこともあります。

「はだしのゲン」や「ホタルの墓」
アニメでもしんどいですもん。。。

sirowan #- | URL | 2012/02/08 15:53 - edit

めぐさんへ

よく散歩に行っていた駿府公園でも
お堀に空襲によって焼け出された人たちが
飛び込んで亡くなっていたという話を年寄りたちから聞いていたり。
戦争っていやですよねえ。。

私はどうも戦争映画は得意ではなくて
あんまり観ません。

それでも若い頃には平気で観ていた時もあるのですが
年々年齢がかさむうちに
痛みの方が強くなり苦手になりました。

やっぱり楽しい映画がいいですよねええ。

ちわわん #- | URL | 2012/02/08 20:48 - edit

sirowanさんへ

同じだわああ。

私ホラーも駄目・
戦争映画も駄目。。
あんまりバサバサと殺戮するものも駄目。

それと涙を振り絞るような作品も駄目。

蛍の墓・・まるっきり駄目でした。
ついつい観てしまって
観てしまったあとで泣きすぎて目頭が痛くて痛くて。
忠犬ハチ公も駄目。。

やっぱりほんわかした作品と
からっと楽しい作品がいいわあ。

ちわわん #- | URL | 2012/02/08 20:55 - edit

体験談

どんな映画や本よりも身近な人の口から発せられる話は真実味が違いますね。
「プラトーン」、、、、眼を覆いたくなるシーンと重い課題を投げかける映画でした。

今日ご紹介の映画、印象に残ったのはドロンとクイーンとの顔の(頭の)大きさの差!
クイーンはやっぱり史劇でこそ本領発揮ですね。
カルディナーレを久々に目にしました。お美しい!

白秋マダム #K.8lH0lM | URL | 2012/02/08 21:00 - edit

白秋マダム さんへ

ねえ・・「プラトーン」と「ディア・ハンター」
観た後の気分が・・・
駄目でしたわ。。

DVDを観ていても
ほんとうにアンソニークインとアラン・ドロンとの
頭の大きさがバイくらいも違っていて
ちょっと笑ってしまいました。

あの頃の俳優さんはみんな頭が大きいんですよねええ。。

舞台俳優さんみたいに。

そしてカルデぃーナーレさんって迫力ある美人さんで
今みたいにげっそり細い女優さんとちがって
後ろすがたのお尻も大きいんですよねええ。。

ちわわん #- | URL | 2012/02/08 21:45 - edit

学生時代はしゃいで観た安倍川花火大会
そんな哀しい由来があったのですね

戦争とは人間の正常な精神まで狂わせて
しまうものですね

軍服を脱いだあとのドロン、素敵ですね
自分を確かめるように。。

まあや #- | URL | 2012/02/08 23:28 - edit

まあやさんへ

だから去年震災の後
安倍川花火大会も中止だって騒いでいたけど
意味が全然ちがうのだから・・
その必要は・・・っと
私は思ってしまいましたよ。

供養は供養では・・ってねえ。。(笑)

人間って集団心理みたいなものがあって
集団でおかしな方向へ走ることがあるんではないかと。
誰かが止めても ブレーキが利かなくて
下手をしたらとめた人が殺されかねないような・・

自分をきっちりと保ち続けるということは難しい。

そんな気がします。

素敵でしょう〜〜
脱いでも脱がなくても美形ですよねええ。。。

はぁ〜〜〜〜ため息!

ちわわん #- | URL | 2012/02/08 23:51 - edit

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