寺島進さん覚書

稲村ジェーンを見たときに あれこの人・・と 異彩の人を見つけた。 そのまま ぼぉっと眺めてきたが・・ この人の眼を追いかけてみようとおもった。 忘れないように。。覚えておこう。
 


2008/07«2008/08 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »2008/09
     
『タフ PART V カリフォルニア 殺しのアンソロジー』 1992年 原田真人監督


フラッシュバックの世界が続く。
もう、次郎の傍にはだれもいない。
ただひとり、アメリカのカリフォルニアに渡り、
そこで麻薬中毒となり、自分の心と、幻影と、
戦い続けている。
昼といわず、夜といわず、幻影が消えることはない。

白幡の影も 依然健在である。
時には 話しかけ、時には注意を促して、
自分の、心の警告の声ともなりうる。

父親の死んだときにも、
自分がかって、バイトしていた、ピザ屋の箱が、
偶然のめぐり合わせによって、置いてあり、
人生とは、摩訶不思議な因縁を感じさせる。

また、どうしても、人間 出発点に戻りたいという、
傾向があるようだ。
とくに、人生の岐路であったり、
大きな決断の変換期であったり、
とかく原点に立ち戻りたくなる。

そして、もう一度、はじめから
やり直したいと願うのだ。
そんな気持ちをこめた 5作目の放浪だ。

そして、再起。
この再起は、果たして喜ばしいものなのか。。
それは、疑問だが。

日本を捨て、海外の空の下。
どこへいっても 世界は変わらないのだ。

この世のものでない、白幡が、
その傍には、ずっとついていて、
守護霊となりつつある。
ふたりで 歩んでいくのだと。暗示している。


夢うつつの中・・・
回想シーンの中で、
寺島進さんの 姿も見られます。

結局、親身となった友人たちも、
回想の中にだけ 存在していきます。



     
『タフ PART IV 血の収穫篇 』1991年 原田真人監督



斎藤暁さんの、タクトを振るっているホームレスが、
目を惹く。
ご本人も、トランペットを吹くのが趣味だと、
おっしゃっていた斎藤さん、
駅に立って、タクトを振るっているのが、さまになりすぎて、
かえって 人の眼を、惹く。

何かがありそうな、と、見るものを期待させ、
この人も、隠れた殺し屋の1人じゃないのかと、
かんぐらせる効果が 大きい。

疑心暗鬼に迫りつつある 次郎の姿を描いていく。

矢嶋健一さんが、やっぱり今回も出てくるのだ。
この人、声もいいし、
こういった、あの世のものとも、この世のものとも、
どちら柄図の、煉獄の住人が、とても良く似合う。

次郎の自責の念から、生まれてきたものなのか。
それとも、罪ゆえの、自問自答のなせる幻覚なのか。
その地に足のついてない、幽霊の、
矢嶋さんの存在が とても興味深く面白い。

その端正な顔立ちも、
またその曖昧な存在を 引き立たせている。

首都高速の 自動車の流れのひとつひとつ。
その光の映像が美しい。
とても、美しい映像が続く。
妖しげに見える人たちまでも、美しいのだ。

周りにいる人、生活している人たち。
どれもこれもが、妖しくて、そしてまた、綺麗に撮られている。
あんまり綺麗な映像なので、
それがかえって、恐怖感を増している。
どきどき感が 高まるのだ。

1人は、父親と呼ばれ、
1人は 息子と呼ばれる。
。。。。。
誌の朗読のように つぶやく白幡。

追うものと、追われるもの。
その緊迫感までも、美しく捉えられていて、
怖すぎる世界観に見える。
小心者には無理だな。
殺し屋には、永遠になれない自分がいる。

音楽も どれほど効果があるのかわからないが、
このバックに流れる音楽は、
不思議な ニュアンスを醸し出してくれる。

悲しいんだか、つらいんだか、重いんだか、
いろんな心と、マッチする。

また、前の作品達よりも、人間的に味わいが深くなっていて、
虫けらのように 殺される側にも、
痛みがあり、希望があり、
夢を叶えようと、奔走していたりと、
ちょっぴりとした、切なさも、伝わってくる。

それに、今まで、うやむやの記憶の中の出来事だった、
次郎の父親が 姿を現してくる。
そして、不思議なことに、
次郎との 血縁の血のつながりの故か、
息子の殺した人々が、全て見えてしまうのだ。

一見、自分本位で、自分勝手な父親だったのだが、
血は水よりも濃し!である。

だれにも見えないものが見え。
息子と 同じ心と、目を持っていたのだ。

誰にも 立ち入れない、血縁の血の濃さを、
見せ付けられたような、思いの再会である。
父親の死によって、
果たして、息子は 救われたので、あろうか?
それが、次回作への期待となる。

     
タフ PART III ビジネス殺戮篇 1991年 原田真人監督


この差はなんなんだろう? と、言うぐらいに、

二作目とはうって変わって、目が離せないくらいに面白い。

楽しくて・・というのでは まったくなく、
内容は暗く 陰惨だ。

見ていて 眼をそむけるような場面と、言葉が 連続して続く。
なのに、なぜか 強烈に惹きつけられるのだ。
みしみしと 音を立てるかのように、
とても 強い力のある作品だった。

目を離せなくなるのだ。
不思議と、画面を追いかけていきたくなる作品だ。

音楽も、とても良い。
殺しと、殺す側の内面の葛藤が、
とても美しい映像となって、描かれている。

果てしない瞑想を表すかのような、道の映像。
どこまでも 走り続ける道路と、
むらさきの世界。

思想の世界を 表現しているのか、
そのむらさきの世界が、とても美しく、
美しすぎるほどに 美しい流れで 撮られている。

また、そこに 現れてくる、殺したはずの、白幡(矢嶋健一さん)
静かな、静かな押さえた声・・ と演技。
詩の朗読のように 語られる画面。

どれもが絶妙なのだ。

物語の内容は 好きじゃない。はずだったのだが、
とても、魅力のある作品で、その魅力に、どっぷりとはまってしまった。

一作目とも、二作目とも、まったく違う、味わいの、別の、
一つの映画に仕上がっていたように思う。

一つの りっぱな抒情詩のような、雰囲気をもった 魅力ある作品だ。

なんと言っても、白幡(矢嶋健一さん)の存在が、光る。
死神のような・・怨霊のような・・妄執のような・・。

不思議な存在で、普通なら、一蹴されそうな役柄なのに、
この作品では、とても自然に、不思議と生身とは見えない存在に見える。
ちゃあんと、摩訶不思議な存在になっている。

また、根岸季衣さんの存在も 素晴らしい。

根岸季衣さん、矢嶋健一さん、木村一八さん。
この3人が、抜群にマッチしている。

二作目があんまりにも 面白くなくて、
三作目も、見るのをやめようかとおもっていたのだが、
やめないでよかった。

これって、やっぱ監督さんの腕のせいなの?

この原田監督さんの、クライマーズ・ハイ・・
出演者があんまり好きじゃないので、行くことはないな・・と、
思っていたのだが、
この原田真人監督さんの 作品なら・・
ちょっと、見てみたいかも・・と思ってしまった。

良かったら皆さんも この一作はぜひどうぞ。
素晴らしいと、思います。

他にも 今活躍してらっしゃる 色々な俳優さんが沢山。
お勧めです。

     
タフ PART II 復讐篇 1991年


タフ Part1(誕生篇)の続きですが、
寺島進さんは 出演しません。

脚本はそのまま 原田真人さんで、
監督は 門奈克雄さんに バトンタッチされて撮影されている。

槙子と、ガレージ、次郎の三人が、
槙子の兄と、根路銘の復習と、ビデオテープを奪い返す話。
目指す白幡を倒しておわる。

映像は 一瞬一瞬が美しい場面があるのだが、
殺し合いばかりの 画面がだるい。
これで 話の内容が 美しければもう少し楽しめるのだが、
グロっぽい映像が続くなか、
死に方が、 妙に綺麗だったりするときがある。

確かに痛みが伝わってくる作品。


     
トワイライトミステリー 殺しの遊び   1991年


少々、わけのわからない 強引な出だしと展開。

無人島で 男性側と女性側
どちらも迷彩服を着て
サバイバルゲーム?

男と女が 逃げ追いかけあっていて
捕まったら 犯されちゃうんだよね・・って
意味不明だ。

まあ。。例によって
非常に 癖のある人物を 演じていらっしゃる。

懐かしいところで 天田敏明さん・・
昔はよく目にした 俳優さんだ。

ただ撮影の仕方が面白く
なんとも 笑えるようなところも多い。
遊びの面白さが たっぷりと含まれている。

寺島進さんも 
大いに遊びの強い 演技!
ちょっと 見ている方が 恥ずかしくなって
照れが生まれてしまう。

が、正直、面白くて 私は好きだなあ。

色んな役柄があってこその
今が  あるんだろうなぁ。

なんだか 心も修行の時代だったのでは・・
と、察しられる。
もう1つの映画、『タフ』も同時期だったのだろう、
お顔と雰囲気が ほとんど同じだ。

お顔はとっても 可愛いんだけれど、、ね。

なんとも コメディっぽい要素も多く
ちゃんとした 前設定のもとに 創られていたら
もっと 面白くなったんじゃなかろうか。
と、残念に思える部分も多い。

今に繋がる 心の闇の部分、
実際にこういうゲームを好む人たちがいるというし
そういう心を描きたかったにしては
こんなに 色っぽいシーンに仕上げる意味もわからない。

ピンク映画として 創られているんだか、
人間の心の奥にひそむ 闇を描きたかったんだか
その どっちつかずさが、
ちょっと いらっとする。  (笑)

イマジネーションプレー・・
妄想が妄想をよぶ 世界。
そこに 無理やりはめ込んだ 超常現象が、
余分かも。
ある意味で、訴えどころが 難しい作品。

寺島進さんは おかしなドクター 
医学生ってことかしらねえ。
設定では21歳の役どころになっている。

聴診器をもったり 注射器をもったり
まあ・・あぶない あっち系の人。
だが、裸で女性とダンスを踊って見たり、
タヒチアンダンス・・風?

ほかの2名に比べて 実際には
あまり触らないで踊っています。

とても 可愛いお顔と演技。

見ごたえあるかも??
マニアックに。。。


うーーん。
ある意味難しそうな作品だ。。

ひとりごと・・

ちわわん☆にゃあ

Author:ちわわん☆にゃあ
徒然なるままに・・・
見たまま 感じたままを覚書しておこう・・
自分のために・・

バレンタインを記念して ためていたものを 書き始めました。
寺島さん つながりで知り合った多くの友人に感謝いたします。
ありがとう〜の言葉にのせて。☆

(見てない方はお気を付けください。内容が書かれております。)

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