寺島進さん覚書

稲村ジェーンを見たときに あれこの人・・と 異彩の人を見つけた。 そのまま ぼぉっと眺めてきたが・・ この人の眼を追いかけてみようとおもった。 忘れないように。。覚えておこう。
 


2008/07«2008/08 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »2008/09
     
またまた 白いスーツということで。


ナンミン・ロード   1992年 五十嵐匠監督



1980年代 ベトナムから自由と 豊かな生活を夢見て
小さな 小さな船に 大勢の人間がひしめきあい
詰め込まれた状態で 日本にやってきた。

難民達だ。
その中の 兄妹のランとトク。そして親友のヨン。
この3人の 日本に流れ着いてからの 9年後の話だ。

この頃 そんなニュースが実際にテレビでも 多く
放映されていたのを しばしば 眼にしていた。
心、痛む話である。

難民を受け入れるかどうかで、世間と政治が、
かなりにぎわったのを覚えている。
しかもこの頃 中国残留孤児の問題もあった。
多方面で 日本と言う国を 見直す時期にきていたようだ。

私達の 小中学校時代は、ランボーじゃないが、
ベトナムのニュースが 日常茶飯事で、
まだ沖縄も 日本に返還されてはいなかった。
まだまだ黒人差別も当たり前のことであり、
黒人と白人の乗るバスは 別々だった時代の話だ。

ケネディ大統領も よくニュースで演説を耳にした。
その演説が入った レコードまでも販売され
どういうわけか 日本人が好んで買った時代。
なんだったんだろう・・・(笑)

国の問題、パスポート、言葉の壁。
色々な意味で 
全てに全力で 情熱を傾けられない彼らがいる。
心底、愛する人に惚れることも できやしないのだ。
屈折した環境の中で 生活をせいいっぱいにしている彼ら、
明るい陽があたることは あるのだろうか?


ランとトクの兄妹が 浅草の町を歩くシーンがある。
「神様は ベトナムも日本も 同じだからナ・・・」

・・・どこか 日本人になりきれていない自分たちがいる。


妹はOLに 兄は工場などを転々とする。
親友のヨンは 暴力団に入っていた。
身を置く場所は違っても それぞれが必死で生きていた。
青春と呼べるほどの 楽しみもなく 地味でひたむきだ。


「こんなことってあるのかよぉ。おれ まだ21歳だぜ!
 これじゃぁまるで 死ぬために 生まれてきたみたいだぜ!
 おれの名前は チャン・ヨン
 死にたくないよ。 日本のどこが 豊なんだ・・・」
 撃たれて死んでいく ヨンの言葉がつらい。

だが 葬った後 
ひとりとぼとぼと 歩くトクを
拾って乗せてくれた トラックの運転手さんの 
温かさが 胸に染む。

一個のおにぎりと お茶。

なぜかホッとする場面だ。


取り上げている題材は 暗くて悲しい。
そういえば 一時期 東南アジアの人達が 
四谷のニュー・オータニ付近や
半蔵門近くの 日本蕎麦屋さんやレストランなど
至る所で働いていているのを見て、
びっくりしたことがあった。

見た目は日本人となんら変わらないのだが・・
片言で テンプラソバ↑・スシ↑ あるよー
と言われると 
なんか中身までが 外国の味になったような気がしたものだった。
おもむきのある構えの店などは 特にそのギャップが大きかった。

日本人も人口がいっぱい いっぱいで、
若い人が 普通に仕事にあぶれているというのに
安い労働力として 供給されてくる人々。
なにかがずれているんだろうな・・どこかが。

働き手は金の卵だと 誰もかれもが 人手確保とばかりに
やっきになって 飛びついた時代はなんだったのだろうか?
遠い昔の記憶になってしまっているな。

合理化とコンピューター操作の当たり前の 今現在 
もっともっと
生の 人の手を 使ってほしいものだと 嘆く。



日本は 大きなボートみたい。
乗っている人間は 自分のことしか考えない。
それなのに 
みんな寂しそうに 寄り添っている。

妹のランのいう言葉。


冷たい仕打ちの日本。
それなのに 彼らは日本を愛しているのだ。

ここでがんばる。
ここでしか生きられないと、
彼らの ひたむきな心は 
訴えかける。


ーーーーー★    −−−−−     ★ーーーーー


「なめんなよ!」

寺島進さんは・・・ちょっと悪めの やくざの若頭三上さん。
フィリピン女性に乱暴したり かなりな 暴力的な人です。

黄緑色のイタリア風スーツに 黒のシャツ 
黒に薔薇の華やかな柄のネクタイ。
オールバックがよく似合う。

グレーブルーのスーツに クリームオレンジ色の柄のシャツ。

白のスーツに黒のハイネック。


そういえば
やくざの服装を見て ときどき、思うことがある。
なにか 昔みた フランス映画のおしゃれに 
通じるものがあるようなきがするのだ。

ジャンポールベルモンド アランドロン マルチェロマストロヤンニ
このあたりの 昔 伊達男と言われた人たちの格好に似ている。
シャツにしても 金のアクセサリーにしても
服の色使いにしても
コーディネイトが似ているのだ。

本当は 粋でおしゃれだったはずの格好が
なぜ やくざに受け継がれてしまったんだろう・・
あ・そ・び の感覚が あそび人である 
やくざに共通してしまったからなのだろうか?

私はそういった意味でも
この派手すぎる 寺島さんの おしゃれ感覚は好きだ。
遊び心満載である。
そして また 自己主張も満載である。

この映画の寺島進さん がしがしと暴れまわります。
いかにも敏捷 跳ねるし 蹴るし 身が軽い
切れもよく 足も高くあがります。
ふと後半などは 髪型がちがっていても
稲村ジェーンのときと同じ 狂気の顔が 声がダブります。

私には とても好きな寺島進さんです。

この白のスーツ・
見ようによっては すこーし
ロイヤルミルクティーっぽい
チャコールグレーがかかっているかも?
ま。いっか。

五十嵐匠監督さん。
『みすゞ』『HAZAN』監督さんだ。

     
ひとりごと・・

ちわわん☆にゃあ

Author:ちわわん☆にゃあ
徒然なるままに・・・
見たまま 感じたままを覚書しておこう・・
自分のために・・

バレンタインを記念して ためていたものを 書き始めました。
寺島さん つながりで知り合った多くの友人に感謝いたします。
ありがとう〜の言葉にのせて。☆

(見てない方はお気を付けください。内容が書かれております。)

最近の想い出綴り
最近のコメント
最近のトラックバック
分類
あしあと
寺島さん覚書お手紙箱
お名前とメールアドレスを入れて 送信してくださいませ。 楽しいお手紙お待ちしております。

名前:
メール:
件名:
本文:

のちほど お返事させていただきます。
QRコード
携帯用にどうぞ。
QRコード