寺島進さん覚書

稲村ジェーンを見たときに あれこの人・・と 異彩の人を見つけた。 そのまま ぼぉっと眺めてきたが・・ この人の眼を追いかけてみようとおもった。 忘れないように。。覚えておこう。
 


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真っ白のスーツ特集??
私ひとりが 勝手に特集をと 称してみた。

グータンヌーボーの合コンの時も
真っ白なスーツ姿で とてもステキだったのだが、
まずは映画の方で・・と、この作品ををあげてみた。
ヤクザ物の流れでということで。


実録・沖縄やくざ戦争  いくさ世30年・抗争勃発編」 2002年
実録・沖縄やくざ戦争2 いくさ世30年・抗争激化編」 2002年
実録・沖縄やくざ戦争3 いくさ世30年・抗争終結編」 2003年


殺るか! 殺られるか! 
もう題名からして えらく物騒である。


この三本にわたる 抗争物は、
本物のご本人たちの登場による
ドキュメント方式の もうひとつの併用した映画
実録 プロジェクト893XX 沖縄抗争篇1 (2004年)
実録 プロジェクト893XX 沖縄抗争篇2 (2004年)
がある。

私はこちらの方が なかなか興味深く
真実の生き残りの人たちの 生活の様子と インタビュー、
こと細かな 実地検分もなされていて
いとうまい子が 自分の足で歩き 話を聞いている。

当時の 一家の人たちの それぞれの生き様。
家族たちとの 内輪の パーティの様子なども 
描かれていて 驚いた。

なんとも、
実話に勝る 物語はないな!と 
何者にもかなわない 真実の歴史の重さと、
”生き様”を感じた。

その実話の方の作品を見ると、
主人公は だれもかれも 黒くて まるっこい人たちだ。

寺島進さんの演じられた上原勇吉も 
本物はこんなに精悍で ステキな人ではなかったと わかった。
・・当たり前か・・ (笑)

だけど ファンの欲目といいましょうか、
ついつい 寺島進さんが演じていると、
判官贔屓なる気持ちが 芽生えて、
どんな悪い人でも なにかしらの良さを 見出そうとしてしまう。
あははは。不思議なものだ。
どうしようもない悪人も、
憎めないのだ。

やっぱり演じる人の 愛嬌が、
演じられている役柄の その人に、
乗り移ってしまうようだ。

悪い人も 悪い人ながらの 良い人に、
変貌してしまわないように、
ちゃあんと 実話も踏まえて 見るようにしたい。

特にヤクザ物は難しい。
どこからがどうで、 どこまでがどう?て
あっちも こっちも 複雑に繋がっていたりして
切れ目がさっぱりと わからなかったりする。
特に親子盃やら 兄弟盃やらが 複雑に重複している。

もっと純然たる”物語”として作って 欲しいかな・・
とも思うね。
見るほうとしては。


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実録・沖縄やくざ戦争  いくさ世30年・抗争勃発編」 2002年
実録・沖縄やくざ戦争2 いくさ世30年・抗争激化編」 2002年
実録・沖縄やくざ戦争3 いくさ世30年・抗争終結編」 2003年


沖縄・・そこはかって 
日本であって 日本ではなかった、
その独特の 文化と風土に生まれた沖縄ヤクザは、
本土のヤクザ達にはない
激しさを 内に秘めていた。

沖縄ヤクザの抗争の激しさは、
本土とは比べ物にならない。
相手を徹底的に 叩き潰すまで 決して終わらない。
その抗争を沖縄の人々は”いくさ”と呼ぶ、
これは戦後30年間にわたって 続いた
”いくさ世(ゆ)”の記録である。


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沖縄ヤクザ抗争の立役者 上原勇吉 
50人対 800人で戦った 悲壮な武闘派が
寺島進さんの役柄である。

最初は 大きな迷彩柄の洋服を 全員が着ている。
味方なのか敵なのか 闘っているときなど 
どっちが どっちか、さっぱり区別がつかないくらいだ。

セミウエスタンのパナマ帽子をかぶり 
黒の レイバンのサングラス
俗に言う マッカーサーのサングラスだ。
迷彩の下には 白のランニングシャツを着ている。
よく似合っている。
今回は ワルらしく おひげ。

一作目はほとんど 迷彩服で 
切れたら怖い 危ない 武闘派、
兄弟で暴れまくります。

二作目は 博打を開いて しのぎをしている
上原一家を構えます。
弟の不遇に胸を痛ませて 不満が爆発。
50人対800人の戦いを挑んでいきます。
誰も逃げないで 死んでも戦いぬいていく子分がすごい。
え・・と ご本人は。地下に潜ります。
地下といっても 本土に渡って隠れ住み
大阪の山口組と 手を結ぶ工作をしております。
その間に子分は むごたらしく惨殺されていきます。

二作目で 白のスーツ姿が登場です。
ただ 中は柄物のオープンシャツ。
沖縄風?かな。

三作目は 刑務所から出てきた 弟と一緒に
山口組と兄弟盃を交わして 一旗あげます。
沖縄に支部をもうけ 抗争へ。
最後には ひとり ひっそりと どこへともなく
去っていきます。
行方はしれないようです。

正直 話の内容は暗く陰惨なのですが、
寺島進さんだけ 見るにはステキなところが。
・・・映画評になってないか。 (笑)
と、こんな具合です。

     
修羅の群れ      2002年   辻裕之監督


ヤクザ映画の中で もうひとつ好きな作品としてあげたいのがコレだ。
去年のメントレGの中でも 真っ白なパナマ帽子をかぶって
レモンの半切りをがぶっと ワイルドにかじっている姿が映し出された。
2丁拳銃の真っ白な伊達男 シャツはシボのある麻の紺色のシャツ。
紺と白の織りのネクタイを合わせていて とても素敵だった。
そのシーンがこの映画の一場面だったのだ。
これを抜粋して選らんだ ディレクターさんに拍手を送りたかった瞬間だった。
そう、コレコレ。コレよ!ねえ。って。

『修羅の血』のように はっちゃきはじけているのとは また まったく逆の
とっても 極まったカッコイイ寺島進さんが見られます。


ーモロッコの辰ー

この人は実際に実在した人物で 前に朝日新聞社で拳銃自殺した 野村秋介さんなど
この人の舎弟だったそうです。
この野村秋介さんが どこだかに立てこもり 三島由紀夫夫人が説得に来た・・
なんてニュースも昔あって へーーとテレビを見ていたこともありましたが・・。
もうすっかり 忘却のかなた・・・となってしまいました。


『愚連隊列伝 モロッコの辰』とか『モロッコの辰 横浜愚連隊』
などとを読むと また映画とは違った 別のヤクザ・・そのものの顔が覗く。
私なども ついつい寺島さんが演じたりすると 実際の人と成りよりも
かなり美化してしまうところがある。
ましてや とてもよくお似合いで素敵だったりすると もう 本末転倒
張本人よりも すっかりと英雄 善人にしてしまうところがある。

実際に辰ご本人も 当時としては とてもお洒落でダンディでかっこよかったらしく
寺島さんが演じているように 白のスーツでぱりっときめて
映画『モロッコ』に感動しあこがれて 砂漠の外人部隊かなんかに ひとりの
好きな女のために 黙って出向いていくって。いう 無頼漢の映画なのだが
それを地で行こうと 本気でおもっていたらしい。

モロッコハットと呼ばれた パナマ帽子 ボルサリーノハットとも呼ばれるが
今でも仕立てのいいものは ぬめるような肌触りもよく 60万近くもするのだが
そういった帽子をきちっと いつも目深にかぶっていたそうだ。
ただ兵役に徴収された頃からすでに 肺結核を患っていたらしく その痛さを
紛らわすために 薬をうっていたのも事実だったらしい。
亡くなるとき もうかなりの重症で警察が逮捕を控えたほどだったというから
かなり悲愴である。

ただ やはり 人が慕ってついてくるという点で
破天荒ながらも すこぶる魅力もある人だったらしい。
当時の若い人に かなりの影響を与えたと書かれている。
己の力だけを信じ 社会の権威に媚びることなく ことごとく反抗する。
組織や束縛をきらって 完全な自由人であろうとした 男の美学があったようだ。
また その心情は一途で あまりにも自分が信じた人を信じすぎるきらいがあったようで
一度自分がこうと確信したら とことん信じきるところも 持ち合わせていたらしい。
それが この映画でも よく あらわされている。

稲川会の親分に ほれ込んで 惚れ抜いていくところが 描かれている。
また 喧嘩の強かったことも事実で ボクシングを思春期に習っていたこともあり
身体は小さくて155センチにも満たないのに ずばぬけて喧嘩は強かったとされている。
生き様の凄烈さで 若い人たちを導き 憧れるひとも多かったようだ。

正直今と時代背景も異なる時の事で 今と並べ比べて考えることはちと 避けたい。
また今のヤクザとは 様相もあり様も違う所も多かったようだ。
男の短すぎる生き様を見せ付けている 生き方だ。

そういえば五木寛之の『さらばモスクワ愚連隊』なんて映画もあって
見に行った覚えがあるな。
加山雄三さんが主演で 日野照正さんなんかも出演されていたな・・
・・なんて関係ない話題だが 
まだ私の若い頃には愚連隊の言葉が生きていた。

話を戻すが
この映画の寺島進さんは もう 申し分ないといっていい。
文句無く かっこよくて素敵だ。
ぞくっとするような 儚さすらも感じられ 美貌が冴え渡っている。
また2丁拳銃の扱いがさまになっていて ガンマンを思わせる。

そういえばこの頃 2丁拳銃って見なくなったが
昔はマカロニウエスタンでも かっこいいのは2丁拳銃だった。
チャンバラも2刀流使いがもてはやされていたし
子供も遊びで真似するときは 2刀流だったしなああ。
ウエスタンまっさかりで過ごした日々も懐かしい。
あんな映画があってもいいんじゃないだろうかねええ。。 (笑)


余談だが 
クリント・イーストウッド ジュリアーノ・ジェンマ 
リー・ヴァン・クリーフ・・ 素敵だったなあ。。この人好きだったわ。
チャールズ・ブロンソン フランコ・ネロ
ああ・・懐かしや 懐かしや。


肺結核を病んでいる 寺島さん・・・
きれいで きれいで 惚れちゃいますよ!

儚い線が美しい。

お骨を収める場面では
それはもうもう ぽろっぽろ・・
もらい泣きしてしまいました。


この作品は3部作になっております。
第一部 怒涛編
第二部 風雲編
第三部 完結編

寺島進さんは 第二部までの登場です。
     

とても大好きな映画 美しい夏キリシマ  2002年  黒木和雄

楽しげに口にするのは はばかれるのかもしれないが
なんといっても 戦争を描いているのだし。
だけど悲惨でみじめで 凄惨な情景はなく 人口少ない小さな村の話である。
遠景に霧島を臨み その風景がまた美しくて 楚楚と眼に映り つづられていく話は
自分すらも自然にタイムスリップして その当時のその場所に すぽっと
自分も一緒にみんなと暮らしていたかのような 気持ちにさせてくれるほど
自然体で違和感がない。
するぅ〜〜〜と 時をも感じさせず 戦争時の生活感にひたる。

今と同じようにいじめっ子もいれば 時代に追従する人もいる。
今となんら変わらない日常に 戦争が否が応でも食い込んでしまっている。
普通の生活を営む家々の 真横に軍隊が駐在しているし 見えない力で人々の気持ちを
脅かし 蝕んでゆく。
15歳の少年の心には 戦争と戦争による精神面での軋轢が重荷になってゆく。
両親を失うもの。 手足を失うもの。働き手を失って刹那的に欲望に生きる者。
国を憂うる気持の一心で 自分を犠牲にして差し出してゆくもの。
その生きるという姿は様々だ。
だが。。そろそろ終戦の気配の漂う夏のこと。
そんな人々もそれぞれが 疲れてきている。
必死で生きている姿と 愛をこめている姿が共感できる。
その中で生き抜こうとしている姿の どれかひとつに 自分が当てはまるような気がする。
すぐそこにある戦争という現実を 体感できるような作品だった。

最後に主人公15歳の 康雄のとった行動が 言いようがなく哀しい。
表現のしようのない焦燥と 信じていたものの崩壊と なんのために失ってきたのか
失ってきたものの大きさが 罪悪感ともあいまじって 重圧となった。
それが 小さな形で爆発する。
それに答える親しい者たちの反応。
ここに戦争のむごさを静かに訴えているような気がする。

寺島進さんは 古寺秀行
この主人公の祖父の家の奉公人はるが 結婚することになる相手の傷痍軍人さんの役柄だ。
財産もある士族のおぼっちゃんだが フィリピンで片足を失って戻ってきていた。
遠い南方の悲惨な影を色濃く残しているが 表情は清々しく また 母思いでもあり
人を思い遣る 真摯な心根の 心優しい 気持ちの美しい青年役だ。
顔もとてもきれいで 出番は少ないが 心が とても癒される。

俺は 幽霊のようなもんよ。 
なにもかにも 南の海においてきてしもた。
おはんも 幽霊とは一緒には なれんもんな。

親達が決めた結婚式の夜 あくまで明るく必死に 秀行が妻のはるにいう。
この言葉で 躊躇していたはるの気持ちを変えさせるのだ。
そっと寄り添って生きていこうと・・・
きっと私もこの人なら そうおもって ついていくだろうな・・・うん!絶対に!

戦争映画なので しかも義足姿のせいか おしゃれな姿は見られない。
だが和服姿がとてもいい 清楚な感じで 裏切らない人を演じている。

私の小さな頃 この傷痍軍人があちらこちらに居た。
もう戦争も忘れ去られそうなのに 街のあちこちで立って前に箱を置いて
お金を投げてもらうのだ。
ゴザを引いて 座っている人もいる。両足がないのだ。
松葉杖をついていたり 眼が見えなかったり 手がなかったり。
戦争の時の軍服をきたまま 軍の帽子を被り その上に白衣を着ていた。
手にはアコーディオンやら ハーモニカやら・・
それをかき鳴らしては 援助を斯う。
とても悲しく 哀しすぎて 幼い心にも 見ていられなかったのを覚えている。
眼が合うと その眼が暗すぎて怖かったりもしたのだ。
言葉に尽くせない不幸をしょってしまった人の眼だった。
それでも 親が握らせてよこすお金を その前に置かれた箱に入れに行った。
あの頃はだれもかれも 痛みを知っている分 優しくもあった。
通りすがる人たちが 黙って見過ごせず いくらかのお金を入れていた。
・・・そんな昔むかしを思い出した。



監督さんのコメンタリーで 寺島さんのことが語られている。
非常に柔軟な人で 可能性の大きい人 一生懸命やってくれる人。
これからいろんな役がやれるんじゃないかと 評してられます。

五島列島の子守唄が とても 美しい




     
『浅草キッドの 「浅草キッド」』 2002年 10月26日スカイパーフェクTV


てっきり ビートたけしさんの原作だったので
彼自身が監督をしているものと 思い込んでいたら
なんと 「おかえり」の篠崎誠さんが監督だった。
しかも 脚本はダンカンさん。

この作品は
粋でおしゃれさんで 魅力的だった師匠 深見千三郎への
恩返しに書いたのだと たけしご本人が言っている。
大学を中退し 芸人を志し 浅草フランス座というストリップ小屋で
エレベーターボーイをしながら 楽屋に住み着いてすごした青春時代を
面白おかしく書いている。
気の良い踊り子さんたちとの交流や
その踊り子さんについている ヒモたちとの 色々な悲喜こもごも。
後に コンビを組む きよしさんとの出会いも描かれている。

そのストリッパーの一人である  踊り子さんのヒモでパチプロだった 矢部さんが
寺島進さんの役どころ。

白の地の ひょう柄のコートをはおり
少し長めのヘアースタイルと 憂いのある顔で
日本酒をちびり・・ちびりっと飲んでいる姿が素敵。
こんな彼なら ヒモでもなんでも オッケーかも・・と 思ってしまうな。。

そのあとの 踊り子さんとの 派手な大喧嘩。
前とは別の 薄茶のひょう柄コートをはおり。。(笑)
オレンジがかった真っ赤な上下。中のシャツは黄色地に黒の大柄プリント。
首には 大きな分厚い金の喜平のネックレス。 足が悪いらしい。。
別れるなんだかんだと 痴話げんかのあげく・・矢部さんが道路で土下座。
「俺お前が居ないと 生きていけないんだよぉ〜 見捨てないでくれよぉ
お前以外に 女なんて この世に居ないとおもっているんだからさぁ・・・
仲直りの ちゅーは?・・・」 ちゅっ!
ころっと仲良くなって いちゃいちゃっと戻って行く。

この矢部さん 原作だと なんとも悲しい死にかたをする。
そんな原作の意向を しっかりと受け止めて演じていたような風情がみえる。

志の川姉さん(深浦加奈子)の かちかち山の狸さん踊りがおもしろい!
ひとりごと・・

ちわわん☆にゃあ

Author:ちわわん☆にゃあ
徒然なるままに・・・
見たまま 感じたままを覚書しておこう・・
自分のために・・

バレンタインを記念して ためていたものを 書き始めました。
寺島さん つながりで知り合った多くの友人に感謝いたします。
ありがとう〜の言葉にのせて。☆

(見てない方はお気を付けください。内容が書かれております。)

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